UiPathのお勉強 その20(UiPath RPA アソシエイト資格試験 練習問題20)
UiPath RPA アソシエイト資格試験の練習問題を通じて、知識の理解を深めましょう。
問題:
プロセスは次の要件を満たしている必要があります。
- アプリケーション内で支払い状況フィールドの値を確認する。
- 支払い状況フィールドの有効な値には、「保留」、「支払い済み」、「承認待ち」の3通りがある。
- 「保留」に関しては「締め切り日」フィールドを確認し、締め切り日が過ぎた場合に警告する。それ以外は何もしない。
- 「支払い済み」はステータスを完了に変更する。
- 「承認待ち」に関してはアカウント オーナー フィールドに指定されたメールアドレスに警告メールを送信する。
UiPath ベストプラクティスによると、ステップ2の実装に使用することが推奨されるアクティビティはどれですか。
- [ステータスを報告 (Report Status)]
- [スイッチ (Switch)]
- [トランザクションのステータスを設定 (Set Transaction Status)]
- [条件分岐 (If)]
正解:
2
今回のポイント
- [条件分岐 (If)] と [スイッチ (Switch)] の違いを理解しよう。
問題文には、支払い状況フィールドの値によって、その後の処理を変化させる旨の記述があります。行程2 を見ると、その分岐が3パターンになることが分かります。
分岐が2パターンであれば、[条件分岐 (If)] を使用すればよいと思いますが、分岐が3パターン以上になると、[条件分岐 (If)]をネスト(入れ子にすること)しなければならず、途端に読みずらいワークフローになってしまいます。
そこで、分岐が3パターン以上になる場合には、[スイッチ (Switch)] を使用します。
■[スイッチ (Switch)] アクテビティとは
事前設定された条件に基づいて、複数のオプションから 1 つのアクション コースを実行できます。
アクティビティは、条件式とケースのコレクションで構成され、それぞれに対応するアクティビティまたはアクティビティのセットが含まれます。
Switch アクティビティは、条件式との一致に基づいて、コレクション内の 1 つのケースを実行します。条件がいずれのケースにも一致しない場合は、デフォルトの条件が実行されます。
条件を 3 つ以上のケースに対してテストする必要がある場合は、If アクティビティの代わりに Switch アクティビティを使用できます。
Visual Basic で言えば、Select Case と同じようなアクテビティです。Access にも、同様の機能を持った Switch関数がありますね。
その他、選択肢。(参考)
[ステータスを報告 (Report Status)]
実行中のプロセスのカスタム ステータスを UiPath Assistant に表示します。
ステータスを報告 (Report Status) (uipath.com)
[トランザクションのステータスを設定 (Set Transaction Status)]
Orchestrator のトランザクション アイテムのステータスを [失敗] または [成功] に設定します。
トランザクションのステータスを設定 (Set Transaction Status) (uipath.com)
よって、2 が正解です。