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UiPathのお勉強 その14(UiPath RPA アソシエイト資格試験 練習問題14)

UiPath RPA アソシエイト資格試験の練習問題を通じて、知識の理解を深めましょう。

 

問題:

部分セレクターと完全セレクターの違いは何ですか。

  1. 部分セレクターは複数のウィンドウ間で切り替えながら作業をする場合に推奨される。
    完全セレクターは最上位ウィンドウに関する情報を含まない。
  2. 部分セレクターは最上位ウィンドウに関する情報を含まない。
    完全セレクターは同じウィンドウ内で複数のアクションを実行する場合に推奨される。
  3. 部分セレクターは同じウィンドウ内で複数のアクションを実行する場合に推奨される。
    完全セレクターは最上位ウィンドウに関する情報を含む。
  4. 部分セレクターは最上位ウィンドウに関する情報を含む。
    完全セレクターは同じウィンドウ内で複数のアクションを実行する場合に推奨される。

正解:

3

 

今回のポイント

 

■完全セレクターとは

最上位ウィンドウ (アプリケーション) の要素を含み、UI 要素の特定に必要な全ての要素を含むセレクターです。

完全セレクターは、異なるウィンドウ・アプリケーションを同時 、または並行して操作する場合のセレクターに適しています。

完全セレクターは、[ベーシック (Basic)] レコーディングという機能を使用すると生成されます。

 

■部分セレクターとは

最上位ウィンドウ (アプリケーション) の要素を含まず、[ウィンドウにアタッチ (Attach Window)]・[アプリケーションを開く (Open Application)] などのコンテナーのセレクターと合わせて機能するセレクターです。

同一のウィンドウ内で複数の操作を自動化する場合のセレクターに適しています。

部分セレクターは、[デスクトップ (Desktop)] レコーディングという機能を使用すると生成されます。

最上位ウィンドウの要素とは、例えば、ブラウザを複数同時に開いているときに、「どのウィンドウの」という情報のことです。

どのウィンドウの、どの項目の、どのボタン、というふうに、事細かに記録されているのが、完全セレクターです。

 

一方、部分セレクターは、「どのウィンドウの」という情報を含みません。今、一番上にあるウィンドウのことだよね、という前提のもとで動作します。

ですので、複数のウィンドウを切り替えて作業する場合は、完全セレクターを使用してあげる方が、トラブルが起こりづらくなります。

 

よって、3 が正解です。

 

 

参考レッスン:UiPath Studio開発 初級コース セレクタ

参考文献:完全セレクターと部分セレクター (uipath.com)